人間が考え、思い描いたとおりの動作をコンピュータにさせるための指令を書くのがプログラマの仕事です。いわば、プログラマは、人間とコンピュータの間の通訳のような役割を果たします。想定通りにコンピュータが動いたときの快感を得て、そのプログラムに人間が感動している様子を見てまた快感を得ることができます。ITシステム開発現場においてプログラミングは下流工程に位置しますが、プログラミングがIT社会の基盤となっていることもまた事実です。
コンピュータに自動的に正確な処理を要求するプログラミングは、自分の思うとおりに作り上げて、思うとおりに実行させることができるという点が、魅力的です。これだけ高度に情報化社会が発達すると、プログラミングの活用し甲斐があるというものです。同じような問題に困っている人が他にもいれば、自作のプログラムをWeb上に公開することによって、その手助けをすることができます。またプロとしてクライアントからの要求に応えられるようなスキルや知識を身に付けるようになれば、プログラミングそのものがより実利的な価値を持つようになるのです。詳細はこちら
プログラマの仕事は、まず専門スキルや知識を深める必要があります。日進月歩の技術革新を遂げる業界にあって、常に最先端の情報を取り入れようと努めることは、それだけでも大変なことです。しかし必ずしもこのような技術面だけで、クライアントから選ばれるわけではありません。むしろプログラマとしての差は、そのスキルや知識をクライアントのために活かそうとする対人スキルに表れます。プログラミングは単に指示通りの作業をこなすことではなく、自ら問題を発見してそれを解決することが必要であり、このようなプログラマの仕事に対する姿勢が、クライアントを満足させるのです。詳細はこちら
プログラミングは、IT業界で仕事に就く上で不可欠な基礎知識であり、そのためプログラマといえば、一段低く見られる傾向があります。また「35歳定年説」が唱えられるなど、会社勤めの身には会社内の人事も少なからず影響を与えるものであり、順当に管理職やシステムエンジニアへ格上げされるという、望まぬ出世を遂げることもあります。しかしむしろ一生涯を一プログラマとして終える覚悟で、自分の可能性を広げるようにプログラミング言語をいくつも習得するなどの努力を払って、プログラマとして我が道を行くという人もいるほど、プログラミングは魅力的なものなのです。詳細はこちら
プログラマのように、社内にあっても社外で通用する実力を求められる職種であれば、無理に我慢をして会社勤めをする必要はないのです。会社勤めをしていれば、会社の命令に絶対服従で、ありきたりの案件や、似たような案件ばかりを担当させられても文句を言えません。また興味のある案件や腕を磨きたい分野の仕事することができる保証はないのです。更に社内の人間関係に悩まされたり、長時間労働にも黙々と従うといった苦痛も耐えがたいでしょう。その点フリーランスであれば、嫌な仕事も契約に則って最低限我慢すれば済みますし、人間関係をドライに割り切ることができます。
人が仕事に集中できる時間というものは、1日の中でも数時間に限られています。それでも仕事を完成させるために、わが身に鞭打って机にしがみついて頑張ってみても、長時間ダラダラと過ごすだけで、能率は上がらないということがよくあります。このような場合にはむしろ、適当にサボることが効果を上げるようです。ネットサーフィンなどをして、頭をこれまでの仕事から完全に切り離してしまい、短時間であってもリセットするのです。あるいは席を立ってしばらく外を散歩したり、お茶を飲んだりすることで、切り替えができれば、再び仕事に戻った時には能率が上がっていることでしょう。
プログラミングは、IT業界に身を置く者がいやしくも身に付けておかなければならない基本的な知識といえますが、そのせいかプログラマの地位は低く見られがちです。しかしプログラマという仕事を、将来キャリアアップするための通過点と考えるのではなく、一生涯プログラマであり続けようと意欲を燃やす人もいるほど、魅力のあるものです。そのためには自分の可能性を広げるため、一つでも多くのプログラミング言語を学習するなどといった努力は欠かせませんが、「35歳定年説」もなんのその、40代、50代に至ってなお現役というプログラマも、実際に活躍しているのです。