フリープログラマ推進部

国によってプログラマの収入に差はあるのか?

日本と海外の収入差

日本と海外の収入差

IT業界は、戦後に急速に発展したということもあって、世界的な潮流を無視することができません。それは人材についても同様であり、高い技術を持つ人がグローバルに活躍するのは、不思議なことでないのです。もっともシステム開発など、やはり一つのプロジェクトとして共同作業を求められることが多いため、人対人のコミュニケーションは欠かせません。そのため英語圏に比べれば、日本における人材の流動化は限定的といえるでしょう。それでも同じ仕事を海外ではどのように評価しているのかを知ることは、無駄なことではありません。

英語圏の場合

IT業界といえば、アメリカのシリコンバレーなど、今のところ英語圏が圧倒的な優位を保持しています。元々日本とは異なり、労働人口の流動性が高く、転職するのがごく普通というのが欧米社会なのですが、それでも例えばイギリスなどでは、ITエンジニアの人材不足が慢性化しているようです。日本とは考え方も賃金形態も異なるため、単純な比較をすることはできないのですが、それでもイギリスのIT人材の賃金は、平均的に日本よりも高いのが相場のようです。もっともイギリスでは、日本のような「何でも屋」という便利な存在はいないようです。細かく定められた業務内容に基づいて、対応するスキルや知識を求められ、個々の契約関係においてお互いの納得の下に、賃金などの諸条件が定められるのです。たとえ短期だけの業務であっても、相対的に賃金が安いのが当たり前といった日本の常識は通用せず、実力主義が徹底しています。そして就業時間も休暇の日数もきちんと契約で決められており、休暇を2週間取るなど普通ですし、3週間から4週間ほどまとめて取ることも珍しくありません。

人材は世界から

そしてイギリスなどでは、IT分野において世界規模での人材登用が当たり前になっています。急速に安定したネットワーク環境が世界中に整備されつつあるため、エンジニアも自分自身の実力を手軽に示すことができるようになっています。そして同じ英語圏であれば、イギリスであれアメリカであれコミュニケーションには不自由しないという事情もありますが、それでも優秀な人材がアジアを含め世界中から集まるのです。日本においてもIT化の高度化・専門化が進み、いよいよ各企業がWebサービス開発に本腰を入れようとしています。そのためのプログラマも今後必要とされており、遅ればせながら世界から人材を登用しようと動き始めています。しかしその場合に競争相手になるのは、賃金も相対的に高く、休暇もきっちりと用意されていて、それらが明確に記載されている契約書を用意している英語圏の面々というわけなのです。

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プログラマがフリーになるべき理由

プログラマがフリーになるべき理由 プログラマのように、社内にあっても社外で通用する実力を求められる職種であれば、無理に我慢をして会社勤めをする必要はないのです。会社勤めをしていれば、会社の命令に絶対服従で、ありきたりの案件や、似たような案件ばかりを担当させられても文句を言えません。また興味のある案件や腕を磨きたい分野の仕事することができる保証はないのです。更に社内の人間関係に悩まされたり、長時間労働にも黙々と従うといった苦痛も耐えがたいでしょう。その点フリーランスであれば、嫌な仕事も契約に則って最低限我慢すれば済みますし、人間関係をドライに割り切ることができます。

適度にサボる

適度にサボる 人が仕事に集中できる時間というものは、1日の中でも数時間に限られています。それでも仕事を完成させるために、わが身に鞭打って机にしがみついて頑張ってみても、長時間ダラダラと過ごすだけで、能率は上がらないということがよくあります。このような場合にはむしろ、適当にサボることが効果を上げるようです。ネットサーフィンなどをして、頭をこれまでの仕事から完全に切り離してしまい、短時間であってもリセットするのです。あるいは席を立ってしばらく外を散歩したり、お茶を飲んだりすることで、切り替えができれば、再び仕事に戻った時には能率が上がっていることでしょう。

プログラマとしてのキャリア

プログラマとしてのキャリア プログラミングは、IT業界に身を置く者がいやしくも身に付けておかなければならない基本的な知識といえますが、そのせいかプログラマの地位は低く見られがちです。しかしプログラマという仕事を、将来キャリアアップするための通過点と考えるのではなく、一生涯プログラマであり続けようと意欲を燃やす人もいるほど、魅力のあるものです。そのためには自分の可能性を広げるため、一つでも多くのプログラミング言語を学習するなどといった努力は欠かせませんが、「35歳定年説」もなんのその、40代、50代に至ってなお現役というプログラマも、実際に活躍しているのです。